こんにちは。
あおい波 曽慶(そけい)です。
前回のブログで長い長いトンネルと書きましたが、長い長い暗いトンネルに潜り込んでしまったきっかけとなったのは、季節はとても過ごしやすい、新緑の眩しい2011年5月のこと。
何度も順調ですよ、問題ないですよ、と、言われ続けた29週目(妊娠8ヶ月)のときの、地元の個人産婦人科病院の定期検診でした。いつものように、エコーをしているとき、先生の表情に明らかな動揺が見られました。わたしはいつも穏やかな先生の表情が変化したことにドキドキしてしまい、先生のおっしゃったことは全部は覚えていないのですが、
「心臓のお部屋は通常4つあるのですが、4つのお部屋が不鮮明で確認ができません、大丈夫だとは思いますが、念のため、精密検査しましょう。総合病院の精度の高い機械で診てもらいましょう。」
といった内容だったかと思います。そして先生はすぐに、私の住んでいる世田谷区にある、子ども専門の有名な病院である国立成育医療研究センターへ紹介状を書いて下さったのでした。
わたしは、心臓の病気が赤ちゃんにあるの?と、呆然として、病院を出て、気を落ち着かせるために、妹にすぐ電話をしました。
検診でひっかかってしまったこと。長男を精密検査のときに、預けたいこと。
どうしよう?どうしよう?
と頭がぐるぐるして、、、
病院の帰り道は上り坂だったのですが、その上り坂の広い道路は並木道で、新緑が青々としていて、その美しさが眩しすぎて、私はくらくらとしてしまいました。
とにかくコーヒーでも飲んで休もうと近くのフレッシュネスバーガーに駆け込んで、コーヒーを頼み、コーヒーをすすったものの、不安と恐怖で、涙が溢れてきてしまい、どうしようもなくなり、トイレに駆け込み、狭いトイレの一人だけの空間で思い切り泣いたのでした。
その数日後、エコーですぐに心臓疾患が見つかり、お腹に針を刺し、赤ちゃんを包む羊水をとって、染色体の検査をする、羊水検査をして、あっと間の診断がくだりました。
結果は「21トリソミー(ダウン症候群)」の合併症による、AVSD(完全型房室隔欠損症)という診断でした。
わたしは、長い暗いトンネルにドスんと、突き落とされたようでした。呆然とするわたしに次々といろんな困難が襲いかかります、、、。
続きはまた次回にしますね。
あおい波グリーフケアブログにお越し下さりありがとうございました。
あおい波 曽慶(そけい)